2018/10/18 18:55
今年は10月10日から始まったネパール最大の祭り、ダサイン。
初日の儀式、ガタシュ・タパナの後、ジャマラ(大麦)をプジャ(祈祷)する7日目のフルパティ辺りからは多くの職場も休みに入ります。
8日目アスタミには、女神ドゥルガーに生贄のヤギを捧げ、9日目ナウアミには、乗り物や道具類にプジャを行い、
10日目ダサミ(以降、満月の前日まで)に、年長者から祝福の印としてティカを受けます。
ダサイン初日から9日目まではナウラタといって、多くのネパール人はデヴィを祀るお寺巡りをします。
デヴィとは女神のこと。ダサインは戦いの女神ドゥルガーの勝利を祝う祭りであることから、
人々はクマリ、カリー、パルバティなどヒンドゥの女神を祀るお寺に足を運び、プジャします。
プジャコタ(祈祷部屋)や祭壇のない家はまずないといっていいほど、普段から
宗教に熱心で、日の出前から近所の寺院に足を運ぶ人も多いネパール。
今回、親戚に教えてもらい、カトマンドゥで人気のデヴィのお寺を回ってみたところ、
日本でいう本尊にプジャするために、多くのお寺でも長蛇の列ができていました。

カトマンドゥの中心部、アーミーのグラウンドの近くにあるバドゥラカリー寺院

朝6時半、本尊まで、100メートルを超える列が
スポーツその他、勝利を祈願する人たちに人気のマイティ・デヴィ寺院

ピッパル(インド菩提樹)の大樹が見事

ナウラタのあいだ、特に人々が足を運びたいお寺のひとつという、ソヴァ・バグワティ寺院

お供えに欠かせない灯明とマリーゴールド、ココナッツ
若い人たちを中心に、長期の休みを利用してタイ、マレーシアなどに海外に遊びに行く人も増えているように、
経済成長の只中にあるネパールですが、やはり宗教熱心な人は多いなあと思った次第でした。