誰でもそんなものかもしれませんが、自分が日々つくる料理って、

意外に限られている、というか、偏りがちですよね。

日月堂 ネパール食堂では、昼はカンデタールという大皿に、主食のカレーと副菜3種、

それにアチャール（ネパールでいう漬物）というパターンで料理を出していますが、

毎回、考えるのは、副菜をどうするか、ということです。

開催が2ヵ月に一度というペースなので、料理も定番でよいかなと思いつつ、

欠かさず足を運んでくださる方もいるので、多少は変化を、などと考えてつくってみたところ、

意外にいけたのが、The日本のお惣菜をスパイスでアレンジした、カレー風味のおからでした。

【材　料】（5～6人分）

おから（200ｇ）

アサリ（適量）

長ネギ（15cmくらい、小口切り）

ニンジン（40gくらい、千切り）

油揚げ（1/2枚、半分に切って細切り）

カツオだし1/2～1カップ）

スパイス①（クミン・シード　ひとつまみ）

スパイス②（クミンパウダーとコリアンダーパウダー各小さじ1～1.5、クミン＋コリアンダーパウダーの半分弱、レッドペッパー（好みの辛さで））

塩、ごま油

【つくり方】

1．砂だししたアサリを、フライパンに水半カップくらい入れて火にかける。口が開いたら実を取り出す。アサリのエキスが出ている水分も取っておく。

2．油をしいたフライパンにクミンシードを入れる。クミンシードがはじけたら、長ネギ、ニンジンをゴマ油で炒める。しんなりしてきたら、油揚げを加える。

3．2にスパイス②、アサリとだし汁を加えて混ぜる。

4．全体が馴染んだら、おからも入れる。

5．混ぜながら、カツオだしを加えていく。

6．5～10分ほど炒め煮して、煮汁がなくなったらできあがり。

アサリとカツオの二重だし＋スパイスで、なかなか濃厚な味わいのおからになります。

ほかに、レンコンやグリーンピースなども、合う具材です。

アサリは足の早い食材ですが、冷蔵庫に入れて2～3日は持ちます。